2024年4月号

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安心・とかちの暮らし(175)「古い扇風機から発火!」

 15年以上前に購入した扇風機を久しぶりに数時間使い続けたところ、羽根の付け根部分から火が出た。この場合の注意点を帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集室)

【事例】
 食卓テーブルの上に置いていたものが燃え、消火器で火を消したが、テーブルクロスに小さな焼け焦げができた。(90歳代)

【回答】
 家電製品は、長期使用に伴い部品や材料の劣化が生じ、事故が起きることがあります。事故の予兆としては、過度な発熱、異常な音や振動、異臭、スイッチを入れても正常に作動しないなどがあります。こうした場合は、すぐに電源プラグをコンセントから外して、使用を控えるか、製造事業者などに相談しましょう。

●製造年、標準使用期間などを確認しましょう。標準使用期間とは、一般的な使用条件の下で使用した場合に安全に使うことができる期間です。ただし、使用頻度や使用環境によっては、期間内であっても経年劣化に起因する事故が発生する可能性がありますので注意しましょう。

●製造から長期間経過した扇風機は、使用しないときは電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。そのまま放置していて出火に至った例もあります。

 不安に思った場合や、トラブルが発生した場合には、居住地の消費生活相談窓口へ相談しましょう。

<参考>
国民生活センター 見守り新鮮情報第450号 

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会 Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2023年9月号より。