2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

安心・とかちの暮らし(178)「古い灯油は使わない方がいいの?」

 古い灯油を石油暖房機などに使用すると、故障や消火不能になることがあります。注意点を帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集室)

【事例】
 昨年買って余った灯油を物置に保管していました。この灯油を今年使っても問題ないですか?

【回答】
 購入してから保管方法を誤ると、日光や熱による変質、水や異種の油などの混入により「不良灯油」になることがあります。不良灯油を石油暖房機に使用した場合、少量でも異常燃焼や機器の故障につながり危険です。保管する時には、灯油専用容器に入れ、日光や雨の当たらない場所に置きましょう。シーズン中に使い切れなかったり、長期保管し変質の可能性がある灯油は決して使用せず、購入した灯油販売店に相談するなどして安全に廃棄しましょう。

 なお、国民生活センターでは、「不良灯油による石油暖房機器の故障や異常に注意」を平成25年に報道発表し、消費者に情報提供しています。不安に思ったり、トラブルが発生した場合には、居住地の消費者相談窓口へ相談しましょう。

※国民生活センター平成25年11月21日報道発表
資料「不良灯油による石油暖房機器の故障や異常に注意」

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会 Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2023年12月号より。