2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon(93)「開かれたイギリスの王室」

 キング・チャールズの戴冠(たいかん)式を5月に控えたイギリスは、若い元ロイヤルファミリーカップルの話題で持ちきりです。プリンス・ハリーはテレビで単独インタビューを受け、「母プリンセス・ダイアナが亡くなった時12歳の自分がいかに辛い気持ちだったか」「泣くことさえできなかった」などトラウマになった経験や、「どうして今ここで話す決意をしたのか」などを包み隠さず話していました。国民としては賛否両論。直接的な意見交換が美徳とされないイギリス、特に年上の層からは大ブーイングでした。

 私がイギリスに住んで学んだのは「私が思うには」という言葉を使いながら自分の意見を相手にしっかりと伝えること。現地の人は、反対意見を言われてもその姿勢で感心することが多々ありました。これはみんな違って当たり前という考えを国民が持っていて、固定概念にとらわれず自分の意見を堂々と伝えられるからだと思います。また「討論によって得られるメリットが多い」という教育方法にも基づいているのかもしれませんね。

 いつでも話題が絶えないイギリス王室に目が離せません!

英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2023年3月号より。