十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年9月号

特集/個性いろいろ 十勝のワイン

個性いろいろ、十勝のワイン(5)「ワインソムリエに聞く北海道ホテル 十勝産ワインとのペアリング2」

ワインソムリエに聞く 十勝産ワインとのペアリング
 組み合わせる食材によって、新たなおいしさと出合えるのもワインの楽しみ。5つのワイナリーからお薦めの一本を紹介してもらい、ワインに合う料理や味わいの特徴を、北海道ホテルワインソムリエの三田拓郎さんに聞きました。

相澤ワイナリー
丁寧に作られたきれいなナチュールワイン 〈龍之介2024〉4,950円
 昨年はロゼとして出していたが、2024ヴィンテージは完熟した赤ワイン。イチゴの香りや果実味とスッキリとした酸味があるが、飲み進めていくと酸がスッと消えて滑らかな舌触りに。
ペアリングメニュー
・夏野菜を使った酢豚
・豚丼のタレなどで作る甘辛い野菜炒め
香り
プラム、イチゴ
DATA
【品種】山幸100%
【度数】11%
【タイプ】ライトボディ

〈龍之介2024〉4,950円



十勝が丘ワイナリー
自然を感じる味わい 〈オトプケ浪漫2023〉4,345円
 日光をたっぷり浴びた有機栽培のブドウは糖度が高く、山幸ならではの酸味や優しい果実味に野性感あふれる香りが共存する。今年できたばかりのワイナリーで、味わいの成長過程も楽しめる。
ペアリングメニュー
・みそホルモン
・ジンギスカン
・焼き鳥(タレ)
香り
チェリー、熟した梅
DATA
【品種】山幸100%
【度数】13%
【タイプ】ミディアムボディ

〈オトプケ浪漫2023〉4,345円


撮影協力/森のスパリゾート 北海道ホテル
帯広市西7条南19丁目1
Tel:0155・21・0001(受付時間9時~19時)



ワインを楽しむ基本
Q.基本的な料理とワインのペアリングは?
 「色」「重さ」「場面」この3つを意識して考えると良いです。「色」は食材とワインの色を合わせること。白ワインは、グリーンやイエローなどの色の特徴があり、サラダ、鶏肉、魚介などが合います。逆に赤ワインだと、赤い果実と香りが赤身肉など色素の濃い肉と相性抜群。「重さ」は、ワインの味わいが軽いか、重いかに注目。主食となる食材や味付け方法に合うものを選びましょう。「場面」は誰とどこで飲むかによって出てくる料理の雰囲気も変わります。一人で晩酌、大切な人との記念日、親しい仲間との飲み会など場面に合ったワインを合わせましょう。

Q.自分にあったワインってどうやって見つけたらいいの?
 軽め、重め、甘口、辛口、フルーティー、重厚感があるものなど自分の好みの特徴を知っておきましょう。分からない場合は酒屋やワイナリー、レストランに行った際にソムリエに聞いてみてください。最近ではSNSでワインの情報を詳しく発信しています。知識を得てからお店に足を運んでみるとより理想のワインに出合える確率が上がります。

Q.ワインの飲み頃は?熟成させると美味しいの?
 すべてのワインが熟成させるとおいしくなるわけではありません。作り手が目指しているワインを知ることが大切です。ワインには「熟成タイプ」と「早飲みタイプ」があります。基本的にはワイナリーからリリースされた時点でワインはおいしく飲めますので、購入後すぐに飲んで大丈夫です。



教えてくれた人

日本ソムリエ協会道東支部長 北海道ホテル 料飲サービス部門 支配人 三田拓郎さん
日本ソムリエ協会認定ソムリエ、唎酒師、十勝ワインバイザーなどの資格を持つ。十勝フードクリエイターズ副会長も務める。


※フリーマガジン「Chai」2025年9月号より。
※撮影/平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。