カフェで過ごす。（３）「十勝の個性派カフェ、見つけました～Ｔｏｋａｃｈｉ ｍｉｌｋ　ｃａｆé　みるね。」

バターミルクのジェラートは、十勝の厳選素材を店内で練り込んでいる。手前から時計回りに〈自然栽培黒豆きな粉黒蜜〉〈十勝産ハスカップ〉、十勝養蜂園のハチミツを使った〈十勝シナ蜂蜜ナッツ〉各４５０円

まずはクリーミーな〈ミルク〉４８０円をどうぞ

窓から畑のパノラマが広がる店内は、牛乳缶のいすがアクセント

　乳製品販売でおなじみの十勝野フロマージュ（中札内）が運営。飲食店から十勝を発信しようと、６月末に開店した。店名には「ミルク」や食事の「ミール」、雄大な自然を「観る」など複数の思いが込められている。

　看板商品のチーズはもちろん、こだわりは十勝産。中でもジェラートは、自社のバターを作るときに出る「バターミルク」を使った珍しいスイーツだ。「牛乳より脂肪分が少なくさっぱりしています」という店長・渋谷静香さんの言葉通り、ミルクが主張しすぎず、十勝のフレーバーが引き立つ。

自社のチーズたっぷりの〈十勝食材のラクレットチーズがけ〉単品１，３００円、セット１，５５０円は、ジャガイモのおかわり自由！

　ジャガイモ畑を望むソファ席や牛乳缶を使ったいすなど、店内は遊び心も。酪農王国らしい空間、ドライブがてらぜひ寄り道を。

帯広市幸福町東５線１７３－４
Ｔｅｌ：０１５５・４０・７２７５
営：１０時～１７時
休：不定（年末年始は休み）

店長の渋谷静香さん（右）と調理担当の山本禎之さん

※フリーマガジン「Ｃｈａｉ」２０１９年１０月号より。
※撮影／辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。