十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年5月号

特集/はさんでおいしいLet'sサンド!

はさんでおいしいLet'sサンド!(4)「イートインで味わう 十勝ハンバーガーnews~カフェ・ディンケルス、HAMBURGER SHOP tobach、道SHOKU十勝」

十勝産ラクレットチーズと冷燻チーズで濃厚に仕上げた〈十勝クラシックチーズ〉1,200円。十勝マッシュのソースも良く合う。ポテトは折笠農場(幕別)のジャガイモを使用

 昨年帯広に新たな大手チェーン店が参入するなど、今、十勝のハンバーガーが熱い!近年十勝管内にオープンしたショップを、3店舗ピックアップしました。

カフェ・ディンケルス
うま味を増した厳選の食材が一つに

 中札内村のフェーリエンドルフは、森にたたずむリゾート施設。敷地内のカフェ・ディンケルスで味わえるのが、地元食材を使用した高級感あふれるハンバーガーだ。

 十勝産牛肉で作るパティのつなぎには、十勝マッシュなどを使用。隣接する「十勝冷燻(れいくん)工房」で、ひと手間加えるのもポイントだ。焼き上げる前に約30度の低温の煙で「冷燻」し、うま味を凝縮させる。さらに”冷燻マヨネーズ“で味に深みを加え、十勝産小麦を使ったバンズをブォーノピアット(帯広)に特注するなど、徹底したこだわりが光る。食通もうならせる”大人のハンバーガー“を作り上げた。

唐辛子のくんせいで作るメキシコの調味料・チポトレでピリ辛に仕上げた〈十勝チポトレバーガー〉1,200円は、新発売の自信作

〈中札内てりたまチキンバーガー〉1,200円。中札内の卵、冷燻した田舎どりを使用する。特製の照り焼きソースも絶品

シェフの阿坂鷹文さん。同施設内のフレンチレストラン「メルカトル」でも腕を振るう

「ドイツの田舎」をイメージして作られた店内。4月から月替わりのランチメニューも用意する


中札内村南常盤東4線
Tel:0155・68・3301
営:11時~14時30分(LO30分前)
休:水曜




いぶしたチーズとベーコンが香ばしい〈シロベルチーズバーガー〉1,680円。プラス200円で芽室産マチルダのポテトが付く。ドリンクバーはプラス300円


HAMBURGER SHOP tobachi(ハンバーガーショップ トバチ)
軽食の枠に収まらない完成度

 ハンバーグが人気のレストラン・トバチ(上士幌)が、道の駅で開いたハンバーガーショップ。つなぎ無しで作るハーブ牛のパティを使用し、トバチ本店直伝の絶妙な焼き加減でうま味を引き出す。

 高木牧場(上士幌)のモッツァレラチーズをスモークして加えた〈シロベル〉や、TOYO Cheese Factory(芽室)のラクレットチーズ「age」がとろける〈ageチーズバーガー〉など、厳選した素材で作るチーズバーガーにも注目を。一口で上質な洋食を味わっているかのような満足感が広がる。

世界最大級のチーズコンテスト「ワールドチーズアワーズ」で入選したチーズを使う〈ageチーズバーガー〉1,680円。ほかにも十勝マッシュやハモンセラーノなど盛りだくさん

トバチ本店で磨いた腕前を発揮して活躍する、店長の権藤智希さん


上士幌町上士幌東3線227-1
Tel:01564・7・7722
営:10時~18時(LO30分前)
※4月末~10月上旬。道の駅かみしほろの営業時間は9時~18時 
休:年末年始

道の駅かみしほろ内にあり、全道から客が訪れる。ドライブの休憩にどうぞ

 



手前から低温でスモークした十勝産牛肉のパティがたまらない〈ロー&スローチーズビーフサンド〉820円、十勝産鶏肉の照り焼きを挟んだ〈てりたまチキンサンド〉680円


道SHOKU十勝
十勝のおいしさ再発見

 一見するとハンバーガーだが、バンズの表面はカリカリ、中はモチモチ。道SHOKU十勝で提供する「道サンド」は、チヂミを使用して独特な食感を生み出す。個性的な味わいながら、さまざまな食材と相性抜群。しかも1個で満腹になるほどボリューム満点だ。

 同店は平和園が経営するテークアウト専門店。ほかにも〈コロッケ〉や〈巻寿司〉など、普段の食事に重宝するメニューが並ぶ。十勝産や道産素材にこだわり、添加物を使わないなど食の安全にも配慮。ユニークな商品を通じて、地元の魅力を発信する。

〈道SHOKUキンパ〉480円は、野菜や牛ひき肉などを具材にした韓国の巻き寿司

左から店長の小黒豊さんとホールスタッフの阿部貴斗さん。「十勝の食文化を広め、地元に貢献したい」と張り切る


幕別町札内西町93-3
Tel:0155・23・0029
営:10時~20時
休:火曜(祝日の場合は営業)
※GWや盆などは休日の変更あり。Instagramで確認を

購入した商品を店舗前のテラス席で楽しめる。事前に電話注文しておくとスムーズ


※フリーマガジン「Chai」2024年5月号より。
※撮影/辻博希、辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。