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Chaiでじ

2025年9月号

特集/個性いろいろ 十勝のワイン

今年もやります! 「十勝和牛感謝祭」14日開催

十勝に育てられている牛と人のつながりに感謝
 十勝のブランド牛「十勝和牛」。
 
 甘みを含んだサシのとろけるような美味しさが特徴で、生産者や地元の人たちが一体となり大切にブランドを育ててきました。

 おいしさの秘訣を食の繋ぎ手である飲食店・南大門代表岡田佳奈さんと生産者団体十勝和牛振興協議会肥育部会長小倉修二さんのお二人にお話を伺いました。

左/南大門代表 岡田佳奈さん
右/生産者団体十勝和牛振興協議会肥育部会長 小倉修二さん


十勝和牛を店舗で提供しはじめたきっかけと想い
岡田/父からお店を引き継ぎ2013年にリニューアルしたタイミングで十勝和牛と出会いました。もともと北海道のいろんな和牛を提供していたが、地元にこんなに美味しい牛がいることに衝撃を受けお店のメインとして扱いたいと思ったのが始まりです。

十勝和牛の味の特徴は
岡田/赤身と脂身のバランスがよく霜降りも濃度が濃いのに軽やかで味わい深い。牛の勉強はいろいろとしていますが焼肉に最適で食べ続けられるのが十勝和牛。

小倉/牛のポテンシャルを伸ばし美味しいお肉を作ろうと改良を重ねています。霜降りや脂の質がよい母体を確保し交配させより美味しい肉を作ろうと努力しています。牛は2年で仔牛が生まれ世代が変わるので27年に控えた全国和牛能力共進会に向けてよい成績を出せるように地域で準備を進めています。

お店で提供されるお肉はお客さまの好みで選べる自家製のモミダレ(しょうゆ・味噌・塩・オリジナルのブレンド塩コショウ4種類)で下味をつけ提供してくれる


十勝和牛メニューの紹介と食べ方のすすめ
岡田/入荷したお肉は料理長がお店でさばき仕込んで提供しているため、カルビだけでも赤身のものから霜降りが入った特上まで種類が多いのが当店の特徴。おすすめは希少部位のカイノミです。赤身のおいしさと霜降りのバランスがいい。軟らかく口の中でとろける食感と食べ応えのよさが抜群。小さなお子さまから大人までどなたでも美味しさを感じていただける一品です。

提供し続けるうえで大切にしていること
岡田/地元の方や観光で十勝に来ている方にもこんなに美味しいものが十勝にあるんだよと誇りを持って提供しています。実際に解体の現場やお肉の部位の研修をスタッフと実施。背景を知る事で提供の仕方が変わると思っています。

十勝和牛を育てる上で大切にしていること
小倉/牛のポテンシャルに加えて大切にしているのはエサ。主成分であるトウモロコシ、小麦の割合を調整しています。十勝は農業地帯なため、牛に与える大切な粗飼料(牧草、デントコーン等)が品質の良いものを与えられるので美味しいエサをきちんと食べて栄養を体に吸収できるベースの高い牛が育つ強みがあります。

地元ブランド牛を地元で食べることの意味
岡田/十勝で生きる自分達が十勝で育ったものを提供できるのは奇跡的な事だと思っています。他の地域で真似したくても誰もが出来ることではない。地域貢献や食育の観点からも食の繋ぎ手であるという使命感を持ってこの感動を商品を通じて提供し続けていきたいです。

小倉/味を認めてもらえるよう、また和牛の価値を高めていけるよう生産の努力を続けること。そしてメニューに十勝和牛がでてくる環境づくり、地域に根付かせるための活動を続けていきたいです。



十勝和牛の定義
一、十勝和牛振興協議会の会員388戸(2025年4月現在)によって肥育され、ホクレン十勝枝肉市場に上場された黒毛和牛とする。又は、会が特別に認めたものとする。
一、北海道内で生産され、十勝管内で飼育されたものとする。
一、粗飼料は、牧草、稲わら、麦稈(ばっかん)などがふんだんに与えられたものとする。



JUICY DISH焼肉南大門代表取締役 岡田佳奈さん


1968年創業。12年に父から引き継ぎ女性層を意識した店づくりにこだわり同店を開店。農林水産省が主催する「優良外食産業表彰」で食料産業局長賞を受賞。食や命のつながりを伝えるイベントを実施している。


十勝和牛振興協議会肥育部会長 小倉修二さん


帯広市豊西町にて黒毛和種、ホルスタインの雄牛や交雑種(F1)等合わせて約5000頭の肉牛を飼育。和牛の繁殖、育成、肥育事業から加工まで行っている。



<十勝管内 十勝和牛 取扱店>
飲食店/帯広市 平和園本店 他各店
帯広市大通南12丁目1
Tel:0155・22・6151
営:11時~23時
休:木曜(年末年始を除く)

飲食店/帯広市 焼肉ハウス 東大門
帯広市西1条南18丁目2
Tel:0155・24・9171
営:16時30分~23時
休:第1月曜、火曜

飲食店/帯広市 やきにく遊美館
帯広市東3条南13丁目5
Tel:0155・21・1300
営:11時30分~14時30分(平日のみ)、17時~22時
休:火曜(ランチは不定休)

飲食店/帯広市 焼肉じゅうじゅう
帯広市西17条南36丁目2
Tel:0155・47・8929
営:12時~14時(土・日のみ)、17時~21時30分
休:なし(12月31日、1月1日を除く)

飲食店/帯広市 焼肉はま屋
帯広市東9条南16丁目1
Tel:0155・25・8888
営:11時30分~14時、17時~22時
休:月曜

飲食店/帯広市 焼肉ハウス大
音更町木野西通9丁目6
Tel:0155・31・4029
営:17時~21時
休:月曜

飲食店/帯広市 JUICYDISH焼肉南大門
帯広市西3条南19丁目1
Tel:0155・25・0391
営:11時~15時(LO30分前)、17時~21時(LO30分前)
休:火曜

飲食店/帯広市 炉ばた 炭焼 膳
帯広市西1条南10丁目9
Tel:0155・21・5705
営:17時30分~22時30分
休:日曜

飲食店/帯広市 旬の野菜と焼肉 大地の匠
音更町十勝川温泉北13丁目1
Tel:0155・67・1129
営:11時30分~14時、17時30分~21時
休:木曜

販売店/新得町 (株)上田精肉店
新得町1条南2丁目7
Tel:0156・64・5107
営:9時~17時30分(平日)、9時~17時(土・日曜)
休:水曜、日曜

販売店/清水町 辻屋精肉店
清水町本通3丁目1
Tel:0156・62・2075
営:9時~18時
休:日曜

販売店/帯広市 ミートとみおか
帯広市西5条北1丁目1-4
Tel:0155・23・4863
営:10時~17時
休:水曜、日曜

販売店/帯広市 肉のなかつか
帯広市東4条南5丁目18-6
Tel:0155・26・0054
営:9時~18時30分
休:日曜

販売店/帯広市 高橋肉店
帯広市東2条南14丁目8
Tel:0155・22・5251
営:8時~18時
休:日曜、祝日

販売店/帯広市 MEGAドン・キホーテ西帯広店
帯広市西21条南4丁目1
Tel:0570・039・311
営:9時~2時
休:なし

販売店/幕別町 木川商店
幕別町本町120番地
Tel:0155・54・2413
営:9時~18時
休:土曜、日曜、祝日

販売店/帯広市 かんの精肉店
帯広市大通南28丁目17
Tel:0155・24・1327
営:9時~18時
休:なし(年末年始除く)

※取扱い部位・時期について詳細は各店へお問い合わせください。
※営業時間は、変更になる場合があります。事前に各店へお問い合わせください。



[チケットお取り扱い]好評販売中!!
●チケットぴあ Pコード653-539
ぴあwebサイトかセブンイレブン店頭にて
●OCTV サービスセンター
帯広市西17条南4丁目8-17
Tel:0155・29・2209
●ハピオ木野サービスカウンター
音更町木野大通西7丁目1
Tel:0155・31・2141

[雨天の場合]
9月15日(月)に開催します。15日も悪天の場合、チケットの返金ではなく食材一式との引き換えになります。引き換えは15日10:00~12:00の間に会場内で実施。時間内に前売りチケットを持参の上。現地までお越し願います。※衛生管理上、翌日までの食材のお預かりはいたしません。

[主催]十勝和牛振興協議会
[共催]ホクレン帯広支所 畜産販売課
問い合わせ先:十勝和牛プロジェクト事務局(十勝毎日新聞社 営業局)
Tel:0155・23・2323


※フリーマガジン「Chai」2025年9月号より。
※写真の無断転用は禁じます。