2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

公園で異文化交流 キューバ共和国 スアレスさん~JICAと学ぶ!世界の子育て(12)

キューバ共和国 レスリー・ディアス・スアレスさん
 私は帯広畜産大学の博士課程で学びながら、夫と3歳の娘と暮らしています。

 日本の子育てでは娘が仲間はずれにならないか心配でしたが、公園に遊びに行くと日本の子どもたちが率先して娘に近寄って話しかけてくれます。中には日本語を教えてくれる子もいてとてもうれしいです。

 キューバの母親は子どもが1歳になるまでは家で面倒を見ていますが、その後働きに出ることがほとんど。キューバの女性はたいていは働いています。

外遊びの施設が充実している十勝。遊びを通じて異文化交流も身に付く

 親が働いている間、子どもは幼稚園などで過ごします。どちらの国の子どもたちも、外で遊ぶのが大好きで楽しそうです。

 日本での子育てに満足しています。公園も整備されているし、遊び場に困ることもありません。知育玩具なども充実しているので、子どもの可能性が広がる環境です。

 日本のお母さん、子どもたちを自由に幸せに育てましょう。それが人生を切り開く力を育むのだと思います。




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 JICA研修員や留学生が母国の子育ての慣習や文化などを紹介する。

<JICA北海道(帯広)>
 独立行政法人国際協力機構(JICA)の道東地域の拠点。地域と連携して「開発途上国の課題解決」と「道東地域の国際化・活性化」への貢献を目指している。