2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

耳元で父親が「祈り」 インドネシア ファリサさん~JICAと学ぶ!世界の子育て(6)

インドネシア ファリサ・ロマディヤティさん
 帯広畜産大学で修士課程教育のため、2021年に来日しました。新婚だった私は来日の2週間後に妊娠が判明。コロナ禍の入国制限で夫や家族不在のまま、22年3月に帯広市内の病院で娘を出産し、6カ月間独りで子育てしました。昨年9月に一時帰国がかない、やっと家族に会うことができました。

 インドネシアでは9割近くがイスラム教を信仰。この世に生まれて最初に聞く音がイスラム教の教えになるよう、出産直後に父親が耳元で「祈り」を聞かせます。日本で出産した私は電話で行いました。

「アキカ」と呼ばれる儀式


 生後7日後には「アキカ」と呼ばれる儀式を行います。感謝と祝福の意味を込めてヤギの肉を近所の方に配ったり、赤ちゃんの髪を切り、切った髪と同じ重さの金か銀を、貧しい人々に寄付したりします。アキカは通常、生後7日後に行いますが、私の娘は帰国時の生後6カ月に行い祝福を受けました。



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 JICA研修員や留学生が母国の子育ての慣習や文化などを紹介する。

<JICA北海道(帯広)>
 独立行政法人国際協力機構(JICA)の道東地域の拠点。地域と連携して「開発途上国の課題解決」と「道東地域の国際化・活性化」への貢献を目指している。