2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

十勝和はじめ(3)「和で過ごす~書家 八重柏冬雷さん」

Chai編集室ランナーが体験!

筆を持てば誰もが芸術家!書で表す自分らしさ
 学生以来筆に触れていない…。そんな人も多いのでは? 書道は気軽に楽しめる和の習い事のひとつ。個展や出前講座などで書道の魅力を発信する八重柏冬雷さんに書道の楽しみ方として、はがきなどの作り方を教えていただいた。

 八重柏さんは、「書道は文字の丸み、かすれ、大きさすべてが自分の個性。美しく書くことに縛られず、作品を通じて自分を表現して」と語る。墨独特の香りを感じながら、新年の抱負を書いてみませんか。

■材料・道具


■実践

(1)硯で墨をする。水を足しながら時間をかけてゆっくりと。市販の墨汁でもOK

(2)筆を準備する。筆は根元まで全部おろし、書く時の弾力を楽しむ。わらや枝などを利用して筆を作るのもおもしろい

(3)筆と親指が直角になるように持つ。鉛筆持ちにならないように気をつける

(4)書く言葉を決め練習する。半紙を4等分にし、同じ言葉を4つ違うイメージで書く

(5)紙を選ぶ。紙によって墨のにじみ方などが変わるためその変化を楽しむ


■完成!

作品のイメージを作る。さまざまな書き方を試しながら、飾りたいと思う作品ができたらOK

印や署名をすると全体が引き締まり、より作品らしくなる

書家 八重柏冬雷さん


http://torai-y.com/

※フリーマガジン「Chai」2023年1月号より。
※撮影/鎌田廉平、スタジオ・イッセイ高橋一生。写真の無断転用は禁じます。